野生の厳しさ

先日キャンプ道具を片づけていると、勝手口の扉のほうでバタバタと羽音が聞こえてきました

」と思って近づいてみると

 

燕の子供がもがいていました

まだ頭や羽のところには産毛が残っている子燕です

近所の家の屋根の上に、同じような子燕が3羽止まって「ピー、ピー」と鳴いていたのでその家族なんでしょうが、この子だけ屋根の上まで飛ぶことができません

 

郵便ポストの上や木の枝に止まらせて様子を見ていると、親燕や兄弟燕が近寄ってきて一緒に飛ぼうとするのですが、2~3m羽ばたくと道路に落ちてしまいます

 

結局、暗くなって他の子燕が巣に戻った様子なのにこの子だけ戻れません

そのまま放っておくこともできないので、ひとまず保護することにしました

 

で、何かを食べさせてやらないといけません

インターネットなんかで調べると、ミルワームという何かの幼虫が良いらしいです

 

が…

 

そんなの今から買いにもいけないし…

メジロの練り餌があったので練ってやることに

 

食べないし…

 

虫を食べるということは

手長エビの餌に買ってある「乾燥糸ミミズ」を水で溶いて、つまようじの先につけてくちばしのところにもっていくと

パクッ

大きな口をあけて食べてくれました

とりあえず、飛んで巣に戻れるまでは何とかしてあげなくてはと思っていたのですが…

 

翌朝は前日ほど元気に餌を食べないので少し心配でした

やはり糸ミミズでは無理があるのかも

 

そして、

 

一生懸命家族のところに行こうと頑張った子燕でしたが、Mieが学校から帰ってくる少し前に、親燕のところに帰ることも出来ず力尽きてしまいました

 

かわいそうですがこれが野生の厳しさなんでしょう

人間が手を加えてはいけない領域

 

でも、分かっていてもついつい踏み入ってしまうんですよね

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